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企画・マーケティング

Date: 2016.09.29

Author: higash

サイトやページ改善のためのユーザーテスト(前編)

企業が広報・販促活動を行ううえでWebサイトはもはや欠かせないメディア。
自社のWebサイトを所有していない企業はもはや少数派だと思います。私たちにとっても、ゼロからWebサイトを構築するというお仕事は減ってきています。

すでにWebサイトをお持ちのお客様から私たちに求められることは、現状よりも何かしらの成果を上げるためにWebサイトを改善していくことになります。
デザインや文言の調整など、ちょっとした工夫でWebサイト経由のお問い合わせや売上が向上するケースも多く、そうした改善の繰り返しは近年、「グロースハック」と呼ばれています。

今回のブログエントリーは、サイト改善の手法のひとつとして弊社で行っているユーザーテストについてご紹介します。

アクセス解析ツールやヒートマップツールでわかること

WebサイトにはGoogle Analyticsなど、何かしらのアクセス解析ツールが導入されているケースがほとんどです。

アクセス解析ツールでわかるのは、Webサイト全体を通して見た際に、どのページが見られていて、どのページが見られていないか、どのページがWebサイト流入のきっかけとなり、どのページがWebサイト離脱のきっかけとなっているか、です。

さらに細かく、ユーザーの属性(新規・リピーター、PC・モバイルなど)やアクセスの多い曜日・時間帯などの情報も知ることができます。
アクセス解析は、Webサイト全体を俯瞰して見た時に、どのページに注力すべきかや、どのページに課題があるのか特定をするのに役立つ分析手法と言えます。

Google アナリティクス公式サイト – ウェブ解析とレポート機能 ? Google アナリティクス

注力すべきページや改善すべきページを特定したあと、そのページを改善していく際に役立つのがヒートマップツールです。
ヒートマップツールでわかるのは、ページがどこまでスクロールされた(見られた)かや、ページ内のどのリンクがクリックされたか、です。
たとえば、「クリックしてほしいのになかなかクリックされないリンクがある」など、ページ内の課題を特定することができるため、リンクの位置をより見やすいところに移動したり、色を目立たせるなどの工夫を施すことができるでしょう。
ヒートマップはページの具体的な弱点を可視化するためのツールです。

ヒートマップ付きアクセス解析ツール | Ptengine

アクセス解析やヒートマップを使えば、WebサイトやWebページ改善のためのヒントを得ることができます。

ユーザーが本当に求めているものを探るためのユーザーテスト

アクセス解析やヒートマップで改善ポイントを発見したとして、実際に改善を行うためには仮説を立てる必要があります。

たとえば、自社メディアのうち、特定の記事に対して多数のアクセスがあるとします。
アクセス解析を行えば、それがどこか他のサイトからの流入によって起こったアクセス増なのか、または検索ニーズの高いキーワードが記事中に存在していたために検索エンジンから流入が起こったアクセス増なのか、など、アクセス増がなぜ起こったのかの原因は推測できると思います。

ただし、アクセスの多いそのページ自体が、ユーザーにとって有益な情報を与えられたのかどうかは、実際にユーザーの声を聞いてみないとわからない、というのがユーザーテストを実施する意図です。
直帰率や離脱率、ページの滞在時間なども見てみれば、より深い考察を行うことはできますが、最終的にはアクセス解析だけでは、ユーザーが記事に満足をしてサイトを去ったのか、それとも記事に不満を抱いてサイトを去ったのか、まではわからないのです。

ヒートマップツールでも同様のことが言えます。
そのリンクがクリックされないのは、レイアウトやデザインの問題なのか、それとも商品(売り方など)や記事(言い回しなど)そのものに何かしらの課題があるのか、それとも別の要因があるのか。

アクセス解析やヒートマップで改善すべきポイントを特定することができたとしても、どのように改善すべきかまではわからない。改善の方向性を探り、具体的な仮説を立てるためのヒントとして実際の対象に近いユーザーから意見を聞くのがユーザーテスト実施の目的。

ユーザーテストを行えば、定量データの分析だけでは得られない、ユーザーの生の意見を聞くことができ、サイトやページ改善に繋げるための仮説を立てる際のヒントを得ることができます。
また、定量データの分析では気づけなかった、新たな視点での改善ポイントが発見できる可能性もあるでしょう。

次回、ユーザーテストとは実際どのようなものなのかについてをご紹介できればと思います。

ユーザテスティング | CGPWeb – 株式会社シータス&ゼネラルプレス

higash

大学在学中に雑誌向けイラストレーション制作やエディトリアルデザインを中心にデザイナーとしてキャリアをスタート。大学卒業後はデザイン事務所に勤務した後、2006年からWeb業界へ。
2009年2月よりシータス&ゼネラルプレス所属。Webディレクターとして企業広報系サイトやECサイトの制作を指揮する一方で、自らデザインや実装・開発を手がけることも。
CSS Niteでの講演やMdN web creatorsへの寄稿など、講演・執筆活動の実績も多数あり。